
三井ベンチャーズは、三井物産がグローバルに展開するベンチャー投資事業の総称です。
三井ベンチャーズは、日本及び世界各国のベンチャー企業向けに投資を行う、三井物産のベンチャー投資部門です。日本・アジア向け投資を中心とする株式会社エム・ヴィー・シーと米国ニューヨーク/シリコンバレーの拠点から北米において投資を行うMCVP("Mitsui & Co. Venture Partners, Inc.")の運営会社2社を通じて、グローバルなベンチャー投資活動を行っています。
新たな事業の立ち上げ、およびその支援は、三井物産の伝統的持ち味といえます。三井ベンチャーズの取組は、その三井物産の『起業』の伝統を、ベンチャー投資の形で具現化しようとするものです。「起業」を成功に導くため、投資先への様々な支援を通じ、ベンチャー企業の成長・発展に貢献します。三井ベンチャーズは、既存ベンチャー企業への投資のみならず、企業や大学の技術・製品のスピンアウトによる新たな企業の設立や、内外の新規ビジネスモデルの事業化に際してのリスクマネーの提供も手がけています。
各産業における国境を越えた相互関連が強まる中、三井ベンチャーズは、早くからの国際展開の経験を活かし、グローバル基準に基づく投資活動を行っています。そのポートフォリオ構築においても、グローバルなリスク分散の視点に立ち、各国・地域における産業・市場の動向を注視しつつ重点領域を定めています。
また、投資先ベンチャー企業の海外展開や各市場でのマーケティング等のクロスボーダー支援を、日本/米国(NY、シリコンバレー)/韓国/中国(北京、上海) に配置した三井ベンチャーズの拠点と三井物産グループの国際ネットワークを活用して提供しています。
三井ベンチャーズでは、過去に事業会社や三井物産の商品営業部門で事業を経験した人材を投資担当者として育成・戦力化し、その「実業」力を活かした投資活動を行っています。各投資担当者は、IT/メディカル・ヘルスケア/リテール・サービス/環境・新エネルギーなど中核分野ごとに組成されたチームに所属し、投資領域毎に専門性を高めています。また、三井物産グループの国内外ネットワーク、マーケティング力、事業知見・経営ノウハウ等、実業を通じて培って来た経営資源・総合力を活用し、投資先にとって実際に役立つ価値を提供します。
三井ベンチャーズによる投資は、フィナンシャルリターンの獲得を目的としたものです。三井物産の他営業部門による事業戦略投資や商圏確保とは独立した投資活動であることを特徴としています。
上述のように、三井物産グループとしての起業力・実業力と国際的事業展開力を活用できるベンチャー投資を、アーリーステージ企業を中心に、1社当たり数億円以上(追加follow-on投資を含む)を目処として行っています。
各国のIT産業(ソフトウェア、通信、半導体、エレクトロニクス、情報サービスその他)、ライフサイエンス産業(医療機器、創薬・バイオ)を中心としつつ、地域の特性に応じたベンチャー企業(日本における外食・リテールサービスや北米における環境・新エネルギー等)を主要な投資対象としています。
多数分散型小口投資は行いませんが、レーターステージの企業についても、全体のポートフォリオバランスが崩れない範囲において検討の対象としています。
| 会社名 | 概要 | |
|---|---|---|
| 株式会社エフオーアイ (マザーズ:6253) | 半導体製造装置 | 2009年11月、東証マザーズ上場 |
| 株式会社キャンバス (マザーズ:4575) | 新しいメカニズムの制がん剤開発 | 2009年9月、東証マザーズ上場 |
| Actimis Pharmaceuticals | 炎症性疾患分野での新薬開発 | 2008年6月、M&A |
| カルナバイオサイエンス株式会社 (JASDAQ NEO:4572) | キナーゼ関連技術及び 医薬品開発 | 2008年3月JASDAQ NEO上場 |
| SK Communications (KOSDAQ:066270) | 携帯向けポータルサイト運営 | 2007年11月、KOSDAQ上場 (Empas社と合併) |
| Aeluros, Inc. | イーサネット向け トランシーバー | 2007年10月、M&A |
| 株式会社きちり (ヘラクレス: 3082) | カジュアル・ダイニング・バー 多店舗展開 | 2007年7月、大証ヘラクレス上場 |
| 株式会社ケアネット (マザーズ: 2150) | 医薬品マーケティング支援、 医療情報提供 | 2007年4月、東証マザーズ上場 |
| Aruba Networks, Inc. (NASDAQ: ARUN) | 無線LAN用ネットワーク機器開発 | 2007年3月、米国NASDAQ上場 |
| 1984年 | 米国三井物産Venture Fund組成 |
| 1985年10月 | 三井物産がスポンサーとなった北米VCファンドとしてORIEN I組成(1988年7月にORIEN II組成) |
| 1995年12月 | 三井物産アジア投資会社をシンガポールに設立 |
| 1996年11月 | 株式会社エム・ヴィー・シー(MVC)を東京に設立 |
| 1997年 2月 | MVCグローバル・ジャパン・ファンド1号を組成 |
| 1997年 7月 | 米国三井物産にて、北米でのポートフォリオ・ベンチャー投資を開始 |
| 2000年12月 | MVCグローバル・ジャパン・ファンド2号の運用開始 |
| 2001年 4月 | 三井物産ベンチャー・パートナーズ(MCVP)を米国ニューヨーク市に設立し、MCVP2号ファンドの運用開始 MCVP東京事務所開設 |
| 2001年12月 | 韓国のベンチャーキャピタルであるKTB社と韓国投資共同ファンドを組成。ソウルに人員派遣 |
| 2002年 8月 | MVCが三井物産アジア投資会社を統合し、アジア・インベストメント・ファンドの運用開始 |
| 2003年 3月 | 中国CMF FundにLP出資し、同ファンド(上海)に人員派遣 |
| 2004年 8月 | MVCがMCVPを子会社化し、グローバルなベンチャー投資事業を"三井ベンチャーズ"として統合 |
| 2005年 3月 | MVCグローバル・ジャパン・ファンド3号の運用開始 |
| 2005年 3月 | MCVPシリコンバレー事務所開設 |
| 2005年 8月 | MVC上海事務所開設 |
| 2006年 8月 | 三井ベンチャーズ・グローバル・ファンドを組成、運用開始 |
| 2007年 9月 | MVC北京事務所開設 |
