
NEWS 2005
[07/19/2005]
米国カリフォルニア州サンディエゴ - 2005年7月19日
癌治療の新薬開発を手がけるサイリーン・ファーマスーティカル社は、本日、複数の癌に対する同社の主力候補薬、CX-3543の第I相臨床試験を開始したと発表しました。CX-3543は、癌細胞死を選択的に誘導するという新規作用機序を持つ、ファースト・イン・クラスの低分子薬です。臨床試験はテキサス州サン・アントニオの癌治療研究センター(Cancer Therapy and Research Center)およびアリゾナ州スコッツデールのメイヨ・クリニック(Mayo Clinic)で行われています。
臨床試験は現在、登録を開始しており、固形癌またはリンパ腫の患者約36名の登録が計画されています。試験の目的は、CX-3543の安全性および忍容性を判断すること、薬物動態プロフィールを明らかにすること、用量制限毒性および最大耐用量を決定すること、および第II相試験での適切な用量を定めることです。
サイリーン社の社長兼CEOであるウィリアム・G・ライス博士は次のように述べています。「当社はCX-3543を臨床試験に進めることができたことを非常に喜ばしく思っています。この化合物が持つ新規機序は多くの種類の癌を治療する可能性を生み出し、また、前臨床試験で示されているCX-3543の安全性と有効性のプロフィールはきわめて良好です。ダニエル・フォン・ホフ医学博士とジョン・K・C・リム薬学博士が率いる世界有数の開発チームと投資家の皆様の支援によって、当社はCX-3543の開発を速やかに進める一方、開発パイプラインにある他の低分子物質を臨床開発段階に引き上げる態勢にあります。」
サイリーン社の共同創業者のダニエル・D・フォン・ホフ医学博士は、「前臨床試験の結果、CX-3543は分子レベルでの標的選択性と医薬品として開発するのに適した特性を示しました。in vivoにおける安全性プロフィールは良好で、結腸直腸癌、膵癌および前立腺癌の異種移植モデルにおいて注目すべき抗腫瘍活性が示されました。CX-3543が臨床開発段階を進んでいくのが楽しみです。」と述べています。
CX-3543について
CX-3543は、核酸の4重鎖構造と選択的に相互作用して癌細胞のアポトーシスを誘導するようにデザインされた独自の低分子薬です。前臨床研究では、良好な薬物動態特性、マウス異種移植モデルにおけるin vivoでの強力な有効性と安全投与量の範囲が広いことに加えて、実用的な処方、安定性および医薬品としての製造特性が示されています。CX-3543は、4重鎖構造と相互作用する低分子薬として臨床段階に入るファースト・イン・クラスの製剤で、幅広い種類の癌に効果を発揮する可能性があります。
サイリーン・ファーマスーティカル社について
サイリーン・ファーマスーティカル社は、致命的な癌を標的とした低分子薬の創薬、開発、商品化を専門に行っている医薬品企業です。サイリーン社は、独自のリボソームRNA生合成阻害技術(RABIT (TM))を用いて薬剤抵抗性を持つタイプの癌に有効な分子を設計し、さまざまな開発段階にある複数の候補薬を創り出しています。同社が開発中の最先端の癌治療薬であるQuarfloxin(CX-3543)は、リボソームRNA生合成阻害薬(RBI)で、慢性リンパ性白血病の適応で第2相臨床開発、固形癌を適応として後期第1相臨床開発の段階にあります。詳細については、同社のウェブサイト(http://www.cylenepharma.com.)をご覧ください。
今般、三井ベンチャーズのIT投資担当メンバーによる、ITニュースサイト「japan.internet.com」への連載コラム寄稿を開始いたしました。