
NEWS 2004
[11/23/2004]
パナコス社のHIV感染症治療薬のPA-457がHIV感染患者対象の単回投与で強力な抗HIV効力を示す
メリーランド州ゲイサーバーグ-2004年11月23日-パナコス・ファーマスーティカルス社(以下パナコス社)は本日、HIV感染症治療薬であるPA-457の治験フェーズΙ・Πにおいて良好な予備段階の結果が出たと発表しました。同治験では、他の抗ウイルス治療を受けていないHIV感染患者を対象にPA-457の単回経口投与を行い、薬物動態および抗ウイルス効果を測定しました。数段階の数量の治療薬とプラシーボを投与し、治療前と治療後の血漿内のウイルス量を一定期間ごとに測定ました。この結果、投与量の多かった患者において、約0.7 logという大幅なウイルス量減少が観察されました。
この研究は2005年2月にマサチューセッツ州のボストンで開催される第12回レトロウイルス・日和見感染症会議において行われるプレゼンテーションに選定され、そこで治験結果の詳細が説明されます。更に同社は、最近終了したPA-457のフェーズΙbのデータについても発表します。当該治験では、非感染者ボランティアにPA-457を一日一回、十日間投与を行いました。その結果、HIV感染者に治療効果をもたらすのに必要と思われる量を大幅に上回る薬量が血漿内に見られました。
パナコス社の製薬部副社長であるディビット・E・マーティン博士は、「今回のHIV感染者を対象にした治験の結果はとても良く、更なるPA-457の開発の意義を証明するものです。単回投与後に見られた最大0.7 log10におよぶHIV RNAの減少は、PA-457を数日間投与することで得られる予想以上の抗ウイルス効果につながると思われます。」と、述べています。
PA-457は、HIVの成熟を阻害するというパナコス社の研究員が最近特定した作用点に効果的な治療薬です。PA-457は既存の抗レトロウイルス薬の作用点と異なるため、現在認可されている逆転写酵素阻害薬やプロテーゼ阻害剤などのHIV治療薬に対して耐性を持つHIV分離株に対しても効果を発揮する予定です。現在、薬剤耐性HIVの急速な増加がHIV感染の治療において最大の問題であり、PA-457のような新しい治療薬の開発が求められています。PA-457は認可済み及び開発中の治療薬と異なり、ウイルスのgagタンパク質生成プロセスの後期で発生するカプシド前駆体からカプシド成熟タンパク質に変化するプロセスを阻害します。治験前の研究では、薬剤耐性HIVにも効果を見せ、さらにHIV感染動物を対象にした動物実験でも有効であり、他の治療薬との混合治療にも使用可能な予定です。
パナコス社は、HIV感染者に複数回投与を行うフェーズΠaを開始する段階にあり、2005年の前半には結果が出る予定です。この実験は他の抗ウイルス治療を受けていないHIV患者に対して、PA-457を一日1回、数日間行い抗ウイルス効果を測定するものです。
パナコス・ファーマスーティカルズ社について
パナコス・ファーマスーティカルス社は2000年に創立された、HIV感染症やその他の重要な感染症を、新しい作用機序を用いて治療する薬品の創薬活動を中心に行うベンチャー企業です。共同創立者であるグラハム・アラウェイ博士とカール・ワイルド博士は、HIVの解明にと新しいHIV治療法の開発に多大なる科学的貢献を果たし、合併の締結後はバイテックス社に入社します。
PA-457は、HIVの成熟を阻害するというパナコス社の研究員が最近特定した作用点に効果的な治療薬です。PA-457は1日1回の口径投与薬品として期待され、前臨床試験では、現在認可されているHIV治療薬に対して耐性を持つHIV分離株に対しても効果を発揮しました。パナコス社は最近、治験フェーズΙ・Πにおいて良好な予備段階の結果が出たと発表しました。同治験では、他の抗ウイルス治療を受けていないHIV感染患者を対象にPA-457の単回経口投与を行い、他のHIV治療薬に体制を持つHIV分離株を含めて、HIVウイルス量の投与量依存減少が観察されました。現在、薬剤耐性はHIV感染の治療において最大の問題です。PA-457は米国食品医薬品局(FDA)より優先審査指定を受けています
PA-457の他にも、パナコス社は次世代HIV成熟阻害剤、HIV融合阻害剤や低分子HIV融合阻害剤RSウイルス(RSV)感染症の阻害剤などに的を絞った、期待の持てる前臨床段階の開発プログラムを行っています。
合併後、バイテックス社の本社はマサチューセッツ州ウォータータウンに所在し、研究開発施設はメリーランド州ガイサーズバーグに所在します。
当社出資先のActimis Pharmaceuticals, Inc.が、ドイツBoehringer Ingelheimに段階買収されました。
Japan.internet.comへのコラム連載開始のお知らせ
今般、三井ベンチャーズのIT投資担当メンバーによる、ITニュースサイト「japan.internet.com」への連載コラム寄稿を開始いたしました。
東京大学産学連携本部、三井ベンチャーズ共催シンポジウム開催の御案内「国際的な視点から大学発バイオベンチャー育成のための我が国の課題を考える」
